かんそうぶん

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【ドラマ感想】最愛8話

ドラマ感想殴り書きです。さくさくっと。

 

後藤さんがまるで子犬のよう

「自分で片付けます(キリッ)」まではすごくキリッてしてたのに、加瀬さん達に見つかって逃げてからの後藤さんまじで子犬のよう。加瀬さんと話してる時もしょぼんとした耳と尻尾が見える…見えるぞ…!震える子犬なのにそれでも精一杯強がってキャンキャン吠えてるみたいだったので不覚にもちょっと可愛いと思ってしまった(笑)てゆーか、誰も後藤さんの孤独に気づいたり寄り添ったり線を超えないように注意してあげる人はいなかったのか。梨央母は長い付き合いかつ後藤の行動を知っててあれなのはひどい…長年の間柄を強調していた割にはなんだかな。梨央母、やはりとぼけたふりしてとても黒そう。

後藤はやってることは本当にダメダメなんだけど、ある意味組織につくられた被害者みたい(加害者になってしまったことが被害みたいな?)。加瀬さんに「君が僕の立場ならきっと同じことをしている」って言ってたけど、加瀬さんはたぶん同じことをしないんじゃなかろうか。間違ったやり方をすること自体意味がないって思いそうだし、やばくなる前に全うな手をうって手を汚すことを回避そうっていう勝手なイメージです。

 

山尾さんの色気の暴力がすごい(ほめてる)

山尾さん、桑子に「宮崎を使え」みたいに言いはじめたあたりから色気がすごくてちょっとくらくらしましたよ。そこそこ器用で頭の回転も早く内面が黒い人の色気って感じがぷんぷん出ててすごかった。今までとのギャップすごくて悶えました。色気にあてられて倒れた視聴者多そう(笑)

桑子が訪れても宮崎はその意味をわかった上で協力するなり突き放すなりしてそれが桑子の成長のためになると思って山尾さんはあの行動なのかな~(まだ良い上司だと思いたい)って勝手に思ってたんだけど、山尾さんまじもんの部下使い捨て上司だったなんて。

ただ、今まで緩さと厳しさのバランスが取れたキャラだと思っていたのに突然黒さを強調されてもな、という感じ。何話だったかで皆にコーヒー淹れてたけど部下使い捨て上司がそもそもそんなことするのか大きな疑問。外面は良い人ぶってる系とか?いつだったか振り向いたら誰もいなくなってたシーンも、もしかして陰であの人実は結構やばいらしいっすよ、とか言われてて皆に警戒されてるとか?勝手な妄想して後付けしてみても微妙に無理がある…。確かに自分より上の立場の人には態度変えてそうなしたたかそうなタイプだなとは思ってたので、今までいつも宮崎達の様子を眺めながらこいつらどういう風に使えるかって値踏みしてたのかもしれないと思えば…。

 

全体的にキャラブレがすごい気がする

山尾さんに限らずキャラブレが多いなって思ってしまうのは私だけなのでしょうか。揺らぎが多いのは人間らしいっちゃ人間らしいのかもしれないけど、みんな情緒不安定?もしくはパラレルワールドで前回までとは違う世界線のこの人なのかな…?みたいに思えてしまう。途中で脚本や演出も変わってるようなのでそのせいなのか、でもそもそも全体的な流れってだいたいは決まってるものではないの?

揺るがないのは加瀬さんと宮崎と梨央母かな。この三人はキャラとしてとても安定してる気がします。他の人物は色々とつめ込みすぎて変更せざるを得ないのか、それともむしろキャラを安定させないことで話をかき回すのが狙い?あと藤井出すのずいぶんもったいぶるよね…。それだけの核があるからなんだろうけど無かったらまじでなんなんだよこれってなってしまいそうだし、あったらあったでやっぱりな~ってなりそうだし、こういうやり方私は好みじゃないんだなって自覚してしまった…。

出てる役者さん達の演技が皆さん素敵で引き込まれるだけに、話の流れはそこまで手の込んだことしなくてもと惜しい気持ちになってしまう。今時の視聴者はここまでしないと楽しんでくれないんでしょうか…私が感覚ズレてるのか?ただの好みの問題って話なだけなのかもしれません。

 

残りわずかでどうおさめるのか

普段あまり他の方の感想とか見ないのだけど(ドラマをちゃんと見てるんだなって思える、信頼してる方の感想は喜んで読みに行ってます)さすがにこれは皆さんどう思ってるのだろうと見に行ってみたら、7話辺りから「色々広げすぎててどう終わらせるのか不安」って書いてる方チラホラいらっしゃってやっぱりな~ってなりました。

残りあとわずかなのに果たしてどう終わらせるのか…不安と期待が入り交じってます。私みたいな視聴者はもう演技にだけ集中して見てればいいのかな。