かんそうぶん

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テイルズオブヴェスペリア リマスター版をクリアしての感想

テイルズオブヴェスペリアのリマスター版をクリアしての感想の殴り書きです。ガッツリネタバレありますのでご注意ください。サブイベントほぼやったと思ってたけど、攻略サイトとか見てると色々抜けてたので2周目以降しっかりやり込んで楽しもうと思います!

 

途中までは日常的な話だったけどやっぱりテイルズ、結局は世界を救う・救わないの話

序盤は下町での魔導器ドロボウを追いかけるとか姫が城を飛び出して外の世界を知るとか割と普通な感じの話だな〜って思ってたけど、途中から人魔戦争とか始祖の隷長とかだんだんテイルズっぽいな!ってワクワクしてしまった。バウルを使えるようになってからは移動する範囲がものすごく広がって楽しいし、話が色々絡みあっていて飽きずに進められました。ベルセリア・ゼスティリアやった後だったから画面とか戦闘のやり方とか最初はかなり手こずったけど、グレイセスの頃をなんとなく思い出してきたら問題なかったし、人間あっさり慣れるものですね。

 

エステルの戦闘後の仕草が可愛い

戦闘が終わった後に「勝利の合図いきます!ハイ!」ってその時一緒に戦ったキャラとハイタッチするんだけど、ハイタッチしてからくるんて一回りして顔の横に両手を合わせてにっこりするキメポーズがめっちゃ可愛い。大体見慣れてくると飛ばしちゃうんだけど、あれだけはなんかいつも見ちゃうんだよね…。そして夫婦で「可愛い〜」って言うまでが毎回のお決まりでした。でもカロルとのハイタッチはなんか可愛いじゃなくてお母さんっぽく見えちゃう。スキル上げのためにユーリ、エステル、パティ、カロルの布陣にしたときは見た目完全に家族で親子じゃん…ってなんか微笑ましかった。

 

パティがひたすら可愛い

途中から参戦のパティ、パティが常在するようになってからはパティを固定にして街中やフィールドを歩かせてたのだけど、ちびっ子が大股走りしてるのめちゃめちゃ可愛い。犬の尻尾もつけてみたらまぁ可愛い!無駄に画面を行ったり来たりして「可愛い!ほらみて可愛い!」を連呼してました。ベルセリアのフィーでも同じようなことしてたな…だって可愛いんだもん!可愛いは正義!
でもまさかあのパティがアイフリード本人だったとは…(この世界でのアイフリード)。ロリババアってこと、なの?(笑)

 

スキルの付け方を終盤まで誤解していた

スキルを習得する度に画面で確認して選択していたんだけど、なぜかつけたと思っていたスキルがついていなかったり外したと思っていたスキルがついていたりでなんでこうなんだろうね〜?と夫婦で疑問になっていたのですが。終盤になってようやく原因が発覚。どうやら我々はスキルのゲージの見方を完全に逆だと思っていたようだ。つまり、つけていたと思っていたスキルは全部外れていた…。そりゃなんかおっかしいよな〜ってなりますよ。スキルを正しくつけてからはめちゃめちゃ強くなって、むしろもう終盤なのによくスキルも付与せずにここまで来れたもんだと驚きました(笑)。

 

ユーリが主人公らしくないって見かけるけど結構王道な主人公な気もする

ユーリは悪党が法で正しく裁かれないが故に自らの手で裁きを下すこともあったので主人公らしくないという書き込みも結構見かけたのですが、それ以外の部分で言えば結構王道な主人公な気もします。自分の意志がしっかりとしていてでも柔軟な部分もあり、誰かが決断できなければ背中を押したり助言をしたり、仲間がバラバラであればまとめ上げる。シュヴァーン戦後は「損な役回りね」とジュディに言われたけれどブレずに最後までしっかり前を向いて進んで行った。でもどうしたらこの歳でここまで達観して覚悟もできるのかなって不思議。やっぱ主人公だからか。
フレンも序盤は正義を振りかざしつつ次第に正義とは何かと悶え苦しむような、成長ものの話であれば主人公でいてもおかしくないタイプだよなと。途中まではフレンにすごいイライラしちゃった、誰のおかげでお前は正当な正義を貫き通せていると思ってんだ?ユーリが騎士団から外れて裏で色々やってるからこそのお前の日の当たる場所での正義執行だろうが!って思ってしまったよ。後半のフレンは色々気づきもあって成長したようなのでイライラしなかったです。むしろ回復術で大活躍してくれたのでフレンさまさまでした。

 

レイヴン/シュヴァーン おっさんの二重の魅力

元々参加の仕方も怪しいし発言も含みが多かったので何かしらあるキャラなんだろうと思ってはいたけれど、途中でエステルと行方不明になった時点でこいつは黒だな〜っては思いました。神殿でのシュヴァーン戦、ユーリ達一人一人への返答がなかなかグッとくるものがあって戦闘にちょいちょい集中できなかった。シュヴァーンとしているのに結局は自分の命を仲間を助けることに使おうとするっていうのがね…憎いよね〜。ただのチャラいおっさんってわけではなかった。ドンの時もエステルを渡す時もエステルがあんな目に遭ってる時もユーリ達と戦う時もどんな気持ちでいたんだろなと思う。神殿の前と後ではやっぱり本人の中で何かしら違う部分はあったんだろうか。デュークとの最終決戦でデュークからの「まだ道化を演じるつもりか」に「演じ続ける」と言い放ったレイヴンの言葉もなかなか深いと思う~!
とりあえずレイヴンの時はなんでオネエ口調なのか気になる。その方が真意を見抜かれにくいんだろうか。

 

回復三人衆 エステル・フレン・おっさん

エステルがいるときは回復をエステル頼みにしていたんだけど、途中エステルがいなくなってしまった時は本当に焦った。フレンがいる時は何とかなったけどエステルもいなくてフレンもいないとなるとレイヴンおっさんの愛に頼るしかない、マジでおっさんの愛は優秀です。ボス戦でもおっさんさえ生き残っていればおっさんの愛でひん死のキャラを臨時回復→その間にエステルのレイズデッドで他の死んでるキャラを生還やフレンのファーストエイドでしっかり回復ができるのでよかった。

エステルとフレンが一緒にいる時にエステルの可愛らしい「ファーストエイド」の後にフレンのはっきりとした強い「ファーストエイド」がくるとつい笑ってしまう。フレンの詠唱の声がなんかやたら強いんだよ〜。ゼスティリアのザビーダ並みに強い、楽しい(笑)。
最終決戦でユーリとこの三人で戦闘に臨んだら回復が絶妙でとても良かったです。フレンは通常攻撃も術攻撃もそれなりに強いし、レイヴンも術攻撃を連打すると高確率でフェイタルストライクが出たので重宝しました。(おっさんの術攻撃「天の嘆き」はフェイタルストライクが出やすいし近くまで行かずにある程度の距離から攻撃できるので危なくなくてお勧め)

 

 

満月の子の話がなかなか深い

始祖の隷長達と共存する道を選んだ人間は人魔戦争で一緒に戦ったわけだけど、その背景には共存を望まない満月の子達を閉じ込めるという薄暗いものもあったという話がなかなか興味深かった。オーマは閉じ込められたことを千年もずっと恨み続けてきたわけだけど、もしかしたら共存を望まない満月の子達のためにそういう場所を設けたと捉えることもできるわけだし(あくまでも多くの視点のうちの一つの推察でしかないけど)、だからこそ楽園と言われていた部分もあるのかな〜なんて思ったり。何かが成される際にはその反対側に必ず何かの犠牲が生じてるっている描き方はテイルズっぽくて好きです。
共存を望まない満月の子達が閉じ込められた話は、ふとベルセリアの天使の梯子での話の人間との共存を望む天族が共存を望まない天族によって地上に閉じ込められた(扉が閉ざされたまま)を思い出させて、共存を望む側と望まない側の状況が逆なのも個人的にはまた面白い。

 

蒼破刃最強説

夫はほぼほぼユーリ使ってたんだけど、なんだかんだで蒼破刃さえあればなんとかなるって言ってた。遠い距離からでも出せるしレベル上がってれば攻撃力も高い。初期で覚える蒼破刃が一番使えるのはちょっと面白い。ちゃんと他のスキルあげもしつつ、それでもやっぱりなんだかんだで蒼破刃が使いやすいっていう結論らしい。

 

サブイベは攻略本かサイトを見ないと大変

サブイベント、調べたらめちゃめちゃたくさんあるし順番によっては後々のイベントが発生しなくなるものがあったりして結構大変、攻略本ほしくなった。攻略サイトでも色々と調べて助かったけど、PS版とXbox版で若干違うのかなんなのか書かれてる内容に多生のばらつきがあったので鵜呑みにせずにちゃんとひとつひとつ全部見に行ったり話しかけたりするべきだなと。あとどう考えても攻略知らないと倒せない敵・スパイラルドラコとかいて(これについては別の記事を書きたいくらい)あれは大変でしたね。倒せた時の疲労感と爽快感は別格でした!

 

シナリオ集欲しい

ベルセリアやゼスティリアでも思ったんだけどシナリオ集がほしい。キャラ設定とか話の流れとか詳しく知りたい~!まとめて買ってしまおうかなと悩み中。

 

『鐘を鳴らして』

オープニングの曲、昔聞いたことあったな~この曲だったんだ~ってすごく懐かしくなりました。あの頃はテイルズとかよく知らなかったな。全体の歌詞も好きだしサビから終わりにかけての曲調も好き。クリアしてからオープニングをまた見返すとここはあのシーンだなとか思って色々と感慨深くなりますね。

 

二週目に向けてクリア後まだ残ってるサブイベや武器の強化・スキル上げをちまちまやってます。二週目はクリア前にサブイベちゃんと全部やりたいな~。ヴェスペリアは話の流れもしっかりしてるし、やりこみ要素がかなりあって飽きないなと思いました!