かんそうぶん

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【アニメ感想】葬送のフリーレン 1期(1クール?)までの感想メモ

つぶやいてた場所から自分用に避難。7話以降の感想からしか避難できなかった…

(順不同)

 

 

フリーレン、例えば魔族にとっての10年と人間にとっての10年は体感時間が全然違うから、魔法の研究が人間の方が早く進んでいくのは当たり前だろうし魔族にとってはそんなことは知りもしないことなのでは。リュグナーが天才キライっていうのは体感時間違うことからくるものもあったりしないんだろうか

 

リュグナーがグラナトに部屋の話と和睦の話をしているとき、さも感情があるように話をしてるけどやはり全く感情が乗ってない感じが本当にクソほど気持ち悪いし、その絶妙な感じの演技がすごい好き。優しそうなのに優しくない、悲しげなのに悲しくない、感情あるようでない、すごいフラットな感じ

 

フランメの顔を覚えているのはもう自分だけかというフリーレンのつぶやきを聞いていたし、銅像があちこちにあればフリーレン以外もヒンメル達の顔がわかるってことなのかな。銅像を作ることは「君が寂しくないように」的なヒンメルの言葉の意味、そういうことだったらなんか腑に落ちる

 

リーニエはシュタルクの師匠の完コピでシュタルクを倒せると思ってるけど、その師匠はシュタルクに対して恐ろしいと感じたんだからシュタルクがリーニエに負けるわけないよなって思った、そういう勝ち方っぽくなさそうだけどなんかそういう視点で見てた

 

フリーレン10話、魔法に誇りを持つ魔族が魔力を隠して戦うフリーレン達を卑怯と言うけど、自分達も人間からしてみたら卑怯なことはしているわけで魔族はただ魔法に対してのみ卑怯と認識してる辺りが魔族と魔族以外の違いをよくあらわしてるなと思う。どこに重きを置いて認識しているか、ただそれだけ

 

リュグナーとアウラのそれぞれの死際の表情と声がそれぞれで見ごたえあった。どちらもそれぞれで本当に善き。「言葉を話すだけの魔物」であってもプライドを持ちあわせるくらいの生物であれば悔しさや恐怖もあるのだろうか?どんな思いで消滅していったのだろうかと色々考えてしまう

 

フランメとフリーレンが魔族に対して言う「憐れだ」は、ただ単に憐れというよりはひたすら長年鍛練するほどの魔法への思いがありながら奢りと油断というものが勝ってしまっている点を含めあくまでも言葉を話すだけの魔物にとどまってしまってるという部分で「憐れだ」という思いなんじゃないのかと

 

フリーレンがフランメに出会ったときに出た言葉「(強いと思った理由が)なんとなく」がヒンメルからフリーレンに向けて出た所もよかった。きっとその言葉でヒンメル達に興味を持って一緒に旅に出ようと思ったんだろうな、そういうふとした瞬間のフリーレンからふわっと懐かしさが現れる感じも良き

 

フェルンのむっすーが相変わらず可愛い。普段はしっかりしてて大人びてる所あるけどやっぱりまだ子供だし、あぁいうの出せるのってシュタルクに対して気を許してるし出しても大丈夫ってきっと無意識に思ってるから出しちゃうんだろうな、可愛い

 

フェルンのシュタルクに対する気持ちが家族愛なのか仲間愛なのか恋愛なのか友人愛なのか全部ひっくるめたまだわからないものなのかなんなのか知らないけど、とにかくああやって自我をぽーんって出せるのってやっぱりきっと受け止めてもらえるっていう甘えからきてるんだろうなって思うと可愛い

 

あのアニメについて、相手の気持ちに気づいた時にはもう相手はこの世にいないっていう残酷な物語って表現してる文を目にしたけど、あの主人公が果たしてそれを残酷と捉えるかどうかはわからないなと思う。受け止めた上でそれでも知ることができて良かったと思いそうだしそうであってほしいな

 

 

 

一期は出会いによる心の変化、人との関わり、時間感覚について、そういうものがしっかり描かれてて自然に感想が浮き上がってくるような話が多かった。