かんそうぶん

作品感想・音楽・ただのつぶやき/過去の感想はnoteに書いていたものを移動したものです

アラバキ

今年は忙しそうだし行けないかなって思ってるんだけど、ELLEGARDEN緑黄色社会か出るって知って悩む。

 

BRAHMANは今年は来ないんでしょうか?去年めっちゃよかったんだよ~。私の聞くジャンルじゃなくて夫が若いころ聞いてたからって見に行ったらめちゃめちゃ良くて、見せ方とか熱さとか会場の一体感とかすごかった。まじでプロって感じ。

 

緑黄色社会は一度生で歌を聞いてみたい。音源とかより生歌で聞いたらやばそう。歌番組とかで歌が弱くなるミュージシャンは当たり前に多い気がするんだけど、緑黄色野菜はむしろどんどん強くなっていっててすごいな!って思うから一度生で聞いてみたい。

 

秋山黄色も気になる。曲は結構好きなんだけど、前になんかやらかしてニュースになった時にちょっとひいてしまった。

いつの時代でも芸術系で自分を出してる人たちでなんかやらかしてしまう人を見ると、せっかく芸術的なもので自分を出せるのにそこではおさまりきらないほどの衝動なのかな?ってなんか残念になってしまう。

 

とりあえずアラバキ行くか迷いはじめてしまった。日程早く出ないかな。見たい人バラバラだったら諦めよう。

 

 

【アニメ感想】葬送のフリーレン 1期(1クール?)までの感想メモ

つぶやいてた場所から自分用に避難。7話以降の感想からしか避難できなかった…

(順不同)

 

 

フリーレン、例えば魔族にとっての10年と人間にとっての10年は体感時間が全然違うから、魔法の研究が人間の方が早く進んでいくのは当たり前だろうし魔族にとってはそんなことは知りもしないことなのでは。リュグナーが天才キライっていうのは体感時間違うことからくるものもあったりしないんだろうか

 

リュグナーがグラナトに部屋の話と和睦の話をしているとき、さも感情があるように話をしてるけどやはり全く感情が乗ってない感じが本当にクソほど気持ち悪いし、その絶妙な感じの演技がすごい好き。優しそうなのに優しくない、悲しげなのに悲しくない、感情あるようでない、すごいフラットな感じ

 

フランメの顔を覚えているのはもう自分だけかというフリーレンのつぶやきを聞いていたし、銅像があちこちにあればフリーレン以外もヒンメル達の顔がわかるってことなのかな。銅像を作ることは「君が寂しくないように」的なヒンメルの言葉の意味、そういうことだったらなんか腑に落ちる

 

リーニエはシュタルクの師匠の完コピでシュタルクを倒せると思ってるけど、その師匠はシュタルクに対して恐ろしいと感じたんだからシュタルクがリーニエに負けるわけないよなって思った、そういう勝ち方っぽくなさそうだけどなんかそういう視点で見てた

 

フリーレン10話、魔法に誇りを持つ魔族が魔力を隠して戦うフリーレン達を卑怯と言うけど、自分達も人間からしてみたら卑怯なことはしているわけで魔族はただ魔法に対してのみ卑怯と認識してる辺りが魔族と魔族以外の違いをよくあらわしてるなと思う。どこに重きを置いて認識しているか、ただそれだけ

 

リュグナーとアウラのそれぞれの死際の表情と声がそれぞれで見ごたえあった。どちらもそれぞれで本当に善き。「言葉を話すだけの魔物」であってもプライドを持ちあわせるくらいの生物であれば悔しさや恐怖もあるのだろうか?どんな思いで消滅していったのだろうかと色々考えてしまう

 

フランメとフリーレンが魔族に対して言う「憐れだ」は、ただ単に憐れというよりはひたすら長年鍛練するほどの魔法への思いがありながら奢りと油断というものが勝ってしまっている点を含めあくまでも言葉を話すだけの魔物にとどまってしまってるという部分で「憐れだ」という思いなんじゃないのかと

 

フリーレンがフランメに出会ったときに出た言葉「(強いと思った理由が)なんとなく」がヒンメルからフリーレンに向けて出た所もよかった。きっとその言葉でヒンメル達に興味を持って一緒に旅に出ようと思ったんだろうな、そういうふとした瞬間のフリーレンからふわっと懐かしさが現れる感じも良き

 

フェルンのむっすーが相変わらず可愛い。普段はしっかりしてて大人びてる所あるけどやっぱりまだ子供だし、あぁいうの出せるのってシュタルクに対して気を許してるし出しても大丈夫ってきっと無意識に思ってるから出しちゃうんだろうな、可愛い

 

フェルンのシュタルクに対する気持ちが家族愛なのか仲間愛なのか恋愛なのか友人愛なのか全部ひっくるめたまだわからないものなのかなんなのか知らないけど、とにかくああやって自我をぽーんって出せるのってやっぱりきっと受け止めてもらえるっていう甘えからきてるんだろうなって思うと可愛い

 

あのアニメについて、相手の気持ちに気づいた時にはもう相手はこの世にいないっていう残酷な物語って表現してる文を目にしたけど、あの主人公が果たしてそれを残酷と捉えるかどうかはわからないなと思う。受け止めた上でそれでも知ることができて良かったと思いそうだしそうであってほしいな

 

 

 

一期は出会いによる心の変化、人との関わり、時間感覚について、そういうものがしっかり描かれてて自然に感想が浮き上がってくるような話が多かった。

【ドラマ感想】グレイトギフト ここまでの感想メモ

感想殴り書き

 

藤巻、感情が表に出ないし人間味がなさそうなキャラだったけど、こここ数話で感情が振り回されまくってどんどん人間臭くなってきた。

 

逆に白鳥と郡司は欲深くて人間臭いのに、命の扱いに関しては命に向き合いすぎたからなのかバグってる感じでそこに関しては人間味すらない状態なのやばい。

 

白鳥、初めは綺麗な理想を語る真っ白な感じなのにやはり真っ白なわけもなくくすみまくってる白さ(もはや白くもない)なのが佐々木蔵之介さんの演技さすがだなって思った。

 

ちょっと頭脳戦なところあるのかしらと思ったんだけどそんなことなかったからあれってなったけど、なんかそれぞれのキャラの内面がにじみ出てる感じが見てて面白いしある意味演技合戦なドラマなのかもしれない。

 

 

【ドラマ感想】最愛最終回

はい、最愛最終回の感想です。後半からの感想は いや~めっちゃ感動したわ~!皆幸せになってほしい~!というピュアピュアな感想になった人は見ないでください、そういう感想ではありません(笑)

あとすごく長い。書いててまとまりないし長くて自分でびっくりした。

いつものことですがあくまでも個人的な解釈・憶測・感想です。

 

桑子の成長が可愛い

桑子、鑑定結果を宮崎へ渡すときに「まだ見てません!」ってめっちゃ元気ハツラツに言っててついわらってしまった。なにそれ可愛い!急いでいたからというのはもちろんだと思うけど、何より宮崎に見てほしい、確認するなら一緒にっていう思いがあの一言に凝縮されてる気がしてものすごく可愛いかった。

山尾の昇進に苛立ちを覚えてやけ酒してる時も、「昇進したかったら見習えよ」って宮崎に茶化されて(という表現があってるかわからないけど)絶対に嫌ですってキッパリ言ってたのに、山尾に宮崎を刑事課に戻すことを駆け引きしちゃうあたりとかちゃっかりしてんな~って思った。最初の頃とだいぶキャラが変わってしまってるけど、それも桑子自身の成長を見ることができたと思えばまぁ納得かなと。

 

 

大きな出来事が起こることで関係性が深まることもある

梨央と兄はそれまでは距離がありまくりだったけど、会社の不正について母親が丸かぶりして捕まったこと、会社を立て直すことで一気に距離が縮まったのだと思う。それはあくまでもビジネスとしての形だとしてもその中でたぶん少しずつ兄妹としての距離も縮まるのだろうなと思った(妹がネクタイをなおす、兄が励ますように妹の背中をたたく演出がそう見えた)。特に家族というものは大きな出来事が起こることによって良くも悪くも変化する、それをわかりやすく見せられた感じ。

 

梨央母の広さ

梨央母って加瀬さんのこともたぶんわかっててペンをあげたんだろうし、後藤のことも黙認してたわけだし、それが良いか悪いかは別としてそれをずっと抱えて生きてきたのだから相当なタマだよなぁ。良いか悪いかは別として(しつこいな)器がでかすぎる。海なのかな、しかもまったく荒れない海。

 

 

加瀬さんはまぁそうだよね

加瀬さんが最初の事件の手助けをしてたこと、渡辺父を池に沈めたこと、事故であれ梓を転落させたことは特に意外性はなかったです。5話あたりで後藤から公園の写真や映像?の情報をもらってさてどうするかと考えているシーン、あまりの落ち着きようにこの人はもしかして自分がこの時どこにいてどうだったかということも頭に入っててそこから色々と導き出してるんじゃないのかなって思ったのよ。それが果たしてそうだったかはともかくとして、やっぱり公園いたんだね~という気持ち。

過去の寮での事件で梨央父に「家族の話をしとるんです!」と悲痛な叫びを向けられた時にどのタイミングで手伝おうと決めたのかすごく気になった。加瀬さんだったら  もし通報したとして梨央母と梨央が親子だとマスコミが嗅ぎ付けたら会社にどのような損害がでるか→何が一番会社にとって最善か とまで考えてたりしない?って思っちゃったけど、あの短時間でそこまではさすがに考えられないかな。むしろ梨央父の迫真さに心が動いただけだろうか。

加瀬さんの梨央に向ける愛はだだっ広すぎてむしろゾッとしかねない部分が多々あったんだけど、あれは梨央に向けたものというよりあの家族に向けた愛だったんだね。加瀬さんはよく後藤に「居場所は大切です。取り戻しましょう」と言っていたけれど、加瀬さんにとってはあの家族へ愛を向けることが居場所だったのかも。クライアントごとに居場所が変わるタイプかと思ってたけど、仕事に限らずクライアントではなく愛を向ける対象となった人間まるごとが彼にとっての居場所であり、きっと居場所ごとでの自分の役割が終われば立ち去りまた次の居場所を見つけるタイプなのかもしれない。勝手な憶測だけど。

でもだからこそ梓に「(世の中に)求められているという実感がほしい」と言われた時に加瀬さんだったらもっと違う対応や説得ができたのでは?と思ってしまう。居場所を求める人間の気持ちは、違いはあれどわかるはず。たられば論にしかならないけれど、もしかしたら梨央達と出会う前に梓に違う形で加瀬が出会っていたら梓はああはなっていなかったかもしれない。

加瀬さんがなぜあそこまで献身的なのかはっきりとした理由が描かれてないからなんかすごくモヤってしまう。でもあえて献身的な理由を描かないことでより無償の愛を表現したかったのだとしたら…。そしてこれも憶測でしかない。

 

宮崎のピュアさと梨央の貪欲さ

宮崎と初心の話をしたときに梨央は「弟のために薬を作りたいただそれだけだった」としか言わなくてお前は本当にブレないな?ってなった(笑)「でも今は多くの人にその薬が役立つといいなと思ってる」くらい続けて言うのかな?と思ったらそんなこと全く言わないんだもん。宮崎は初めから今までもずっと「困っている人を助けたい」だから、この二人の対比すごい。

梨央は梨央父や優や周りの皆からずっと愛を向けられて生きてきたから愛の受け取り方を知っているし、むしろ無意識に受け取れるタイプなんだと思う。だからこそ「加瀬さんのことなんとなくわかってるよ」と宮崎へ告げることも安易にできたし、本人は無意識だろうけれど加瀬さんからのその愛はさも当然のことのように見えてしまう恐ろしさでもあると思う、吉高さんの演技すごかった。

私の中で宮崎はどんな汚れに触れても浄化していけるし全てへ愛がドバドバ溢れていく純粋ピュアッピュアな男になってるので(笑)、どんなに梨央が自覚なしに身勝手に愛を吸い込んでいく絶対女王であってもきっと一緒に歩んでいけるんじゃないかって思う、そしてそこがまた怖い。良くも悪くも宮崎だからこそ梨央の隣にいれるし梨央が梨央としていられるのでは…。(すごい語彙力の無さで言いたいことこれっぽっちも伝わらない気がする)

この世界の人間はそれぞれがそれぞれに無意識に無償の愛を受け取れる側と無償の愛を与えることができる側として絶妙に交差して成り立ってるんだな~そしてそれぞれのその在りかたがそれぞれの幸せなんだろうなという見方をすると、怖いな~怖いな~。(でも現実の世界も実はそうやって成り立ってる部分が多々ある気もする、だからこそこのドラマは怖い)

 

受け継がれていく愛という名の呪い

梨央父から加瀬へ、加瀬から宮崎へと受け継がれる「梨央たちを守る」という愛という名の呪いはもしも宮崎が背負いきれなくなったらまた誰かへ受け継がれるのかなとか考えるとやだ怖い~。でも一人一人が純粋に愛を持っていてだからこそその愛は受け継がれていくんだろうな。でなけば拒否され途絶えるはずだから。愛は人によってどんどん形を変える。そもそも形がないから人によって違う、のかも。あと宮崎は梨央父や加瀬と違って道を踏み外さないまま正当にまっすぐに梨央達を守って愛し抜きそう。そんな真っ直ぐさが彼にはある。そうであってほしい。

 

 

その他書ききれないあれこれ

・天音くんの使い方めっちゃもったいない!でも藤井が天音くんだったからこそのあの藤井の怪しさで視聴者を惑わせることができたのだろうから製作側としては成功なんだろうな~。

・宮崎の「一線を越えたら戻ってこれないやろ!」からの加瀬の「戻るつもりはありませんので」の会話最高によかった。この二人も対照的で本当によい。加瀬との電話の後に梨央と電話で話して感極まってしまうあたりが絶妙で本当に松下さんは演技うまいな~!他のシーンもそれぞれに表情と台詞の間や呼吸が絶妙で見入ってしまう。

・梨央父の子供を思う悲痛な叫びが本当にすごかった。梨央たちを見つけた時もだけど、梨央の手を握った時の叫びというか内側から絞り出される声が本当にすごくて、光石さんの演技すごかった。加瀬へ詰め寄る時もすごかった。すごかったしか書いてないしすごかったしか言えなくて悔しい。語彙力の無さ~!あの演技見た後に、5話で出てきたビデオメッセージ、梨央父はどんな思いであれを撮ってたんだろうなって考えたらまた胸が苦しくなる。

 

あれもこれもと書きたくなるけど書ききれないしまとめられません、まとまらない。話ごとには微妙に辻褄が合わなかったりキャラぶれがひどかったり突っ込みどころがあるのでそこはちょっと不満なのだけど、なんというか人間の誰かを思う美しさとそこに同時に発生するエグみの描かれ方がすごく上手いと思いました。愛も人の手にかかると呪いなんだな。人の中にある美しさと恐ろしさはセットなんだなって思う、そういうのが描かれている作品は惹きこまれますね。そしてとにかく演者の皆さんの演技がとても見ごたえあってそれがよかったです。

 

【ドラマ感想】最愛9話

ドラマ感想殴り書き、推理や考察よりも演技と役柄の内面の想像についての感想です。あくまでも勝手な想像・憶測なのであしからず~。

 

山尾さんの絶妙に憎たらしい笑顔

桑子がペンの情報を持ってきたときも、宮崎と蕎麦屋で話をしているときも、絶妙に憎たらしい笑顔なんだよな~。人懐っこいように見えて、なんていうか絶対裏がありますよねみたいな。お前ら思う通りに動いてくれたな~っていう愉悦も混ざったような、なおかつ色気もある絶妙な笑顔でなんかすごく憎たらしかった(笑)みんなお前のために動いてるわけじゃないんだぞ、事件解決したいから動いてるだけだぞ勘違いすんなよって誰か言ってやってよ~って思うけど、 たぶんそれすらもわかった上で肥やしにしちゃうタイプなんだろうな、ちくしょう(笑)なんか憎めないけど憎たらしく感じてしまう、そこが憎い~!

 

会社のトップとして、母として

理央母は自分は母親としてはダメだったみたいなこと理央に伝えていたけど、謝罪会見を開いて全部自分が背負うことで自分に目を向けさせ理央に矛先が向かないようにしたことが彼女なりの母親としての娘を守るやり方だったんだろうなと。前回までは飄々としすぎてなんか腹黒そうだなという雰囲気だったけど、会社のトップとしているがゆえの飄々さだったのかなと思う。いちいち揺るがないという姿勢みたいなもの。

後藤さんはめちゃめちゃ取り乱してたからなんで後藤さんにちゃんと伝えてやらなかったんだよってつっこみたくなった(笑)けど、理央母としてはもしかしたら言わなくても後藤ならわかってくれると踏んでのことなのかな~と。でも後藤はあんな状態だからこそちゃんとどういう意図があって一人で背負ったかということと、後は任せたって言ってあげてほしかったな。言わないで後藤が取り乱すまでがその後に続く流れのセットなんだろうから仕方ないんだろうけども。

息子との目線と微笑みだけのやり取りは理央には画面越しでの母親としての姿勢を見せた形とは違う、それこそ何も言わなくてもきっとわかってくれるだろうという暗黙の了解が見えた気がする。理央とは築けなかった親子としての何か。

 

一瞬で切り替わる表情

理央も加瀬さんも他の人物も、要所要所で表情が一瞬でガラッと切り替わるのがすごい。内面の様子、覚悟や焦燥やそれぞれの人物がその時々で持つ感情をその一瞬で伝えてくるのすごいな~!って思う。

一瞬で切り替わる表情とは別に、じんわりと微妙な感情が出てる表情の時もあってそれはそれでまたその小さな感情の動きをほんの些細な表情の違いであらわしているのも本当にすごいなと思う。そういうの見るのがすごく好き。そして引き込まれる。

 

演技の見ごたえがあると嬉しくなるしウキウキしちゃいますね。そんなとこばっか見てます。

 

【ドラマ感想】最愛8話

ドラマ感想殴り書きです。さくさくっと。

 

後藤さんがまるで子犬のよう

「自分で片付けます(キリッ)」まではすごくキリッてしてたのに、加瀬さん達に見つかって逃げてからの後藤さんまじで子犬のよう。加瀬さんと話してる時もしょぼんとした耳と尻尾が見える…見えるぞ…!震える子犬なのにそれでも精一杯強がってキャンキャン吠えてるみたいだったので不覚にもちょっと可愛いと思ってしまった(笑)てゆーか、誰も後藤さんの孤独に気づいたり寄り添ったり線を超えないように注意してあげる人はいなかったのか。梨央母は長い付き合いかつ後藤の行動を知っててあれなのはひどい…長年の間柄を強調していた割にはなんだかな。梨央母、やはりとぼけたふりしてとても黒そう。

後藤はやってることは本当にダメダメなんだけど、ある意味組織につくられた被害者みたい(加害者になってしまったことが被害みたいな?)。加瀬さんに「君が僕の立場ならきっと同じことをしている」って言ってたけど、加瀬さんはたぶん同じことをしないんじゃなかろうか。間違ったやり方をすること自体意味がないって思いそうだし、やばくなる前に全うな手をうって手を汚すことを回避そうっていう勝手なイメージです。

 

山尾さんの色気の暴力がすごい(ほめてる)

山尾さん、桑子に「宮崎を使え」みたいに言いはじめたあたりから色気がすごくてちょっとくらくらしましたよ。そこそこ器用で頭の回転も早く内面が黒い人の色気って感じがぷんぷん出ててすごかった。今までとのギャップすごくて悶えました。色気にあてられて倒れた視聴者多そう(笑)

桑子が訪れても宮崎はその意味をわかった上で協力するなり突き放すなりしてそれが桑子の成長のためになると思って山尾さんはあの行動なのかな~(まだ良い上司だと思いたい)って勝手に思ってたんだけど、山尾さんまじもんの部下使い捨て上司だったなんて。

ただ、今まで緩さと厳しさのバランスが取れたキャラだと思っていたのに突然黒さを強調されてもな、という感じ。何話だったかで皆にコーヒー淹れてたけど部下使い捨て上司がそもそもそんなことするのか大きな疑問。外面は良い人ぶってる系とか?いつだったか振り向いたら誰もいなくなってたシーンも、もしかして陰であの人実は結構やばいらしいっすよ、とか言われてて皆に警戒されてるとか?勝手な妄想して後付けしてみても微妙に無理がある…。確かに自分より上の立場の人には態度変えてそうなしたたかそうなタイプだなとは思ってたので、今までいつも宮崎達の様子を眺めながらこいつらどういう風に使えるかって値踏みしてたのかもしれないと思えば…。

 

全体的にキャラブレがすごい気がする

山尾さんに限らずキャラブレが多いなって思ってしまうのは私だけなのでしょうか。揺らぎが多いのは人間らしいっちゃ人間らしいのかもしれないけど、みんな情緒不安定?もしくはパラレルワールドで前回までとは違う世界線のこの人なのかな…?みたいに思えてしまう。途中で脚本や演出も変わってるようなのでそのせいなのか、でもそもそも全体的な流れってだいたいは決まってるものではないの?

揺るがないのは加瀬さんと宮崎と梨央母かな。この三人はキャラとしてとても安定してる気がします。他の人物は色々とつめ込みすぎて変更せざるを得ないのか、それともむしろキャラを安定させないことで話をかき回すのが狙い?あと藤井出すのずいぶんもったいぶるよね…。それだけの核があるからなんだろうけど無かったらまじでなんなんだよこれってなってしまいそうだし、あったらあったでやっぱりな~ってなりそうだし、こういうやり方私は好みじゃないんだなって自覚してしまった…。

出てる役者さん達の演技が皆さん素敵で引き込まれるだけに、話の流れはそこまで手の込んだことしなくてもと惜しい気持ちになってしまう。今時の視聴者はここまでしないと楽しんでくれないんでしょうか…私が感覚ズレてるのか?ただの好みの問題って話なだけなのかもしれません。

 

残りわずかでどうおさめるのか

普段あまり他の方の感想とか見ないのだけど(ドラマをちゃんと見てるんだなって思える、信頼してる方の感想は喜んで読みに行ってます)さすがにこれは皆さんどう思ってるのだろうと見に行ってみたら、7話辺りから「色々広げすぎててどう終わらせるのか不安」って書いてる方チラホラいらっしゃってやっぱりな~ってなりました。

残りあとわずかなのに果たしてどう終わらせるのか…不安と期待が入り交じってます。私みたいな視聴者はもう演技にだけ集中して見てればいいのかな。